30年産米の検査対象銘柄、うるち新規設定は52銘柄
各地方農政局はこのほど、「国内農産物銘柄設定等の申請に係わる意見の聞き取り結果について」を公表した。
農産物検査の対象銘柄の新規設定や区分変更、廃止の届出に対し意見を募集し、併せて昨年11月~12月にかけて意見聴取会を実施した。北海道農政事務所には2年連続で申請がなかった。また意見聴取会の結果、新規設定の申請を取り下げた例(岐阜・山田錦)も見られた。米穀では下表の通りで、新規設定はうるち52銘柄、もち4銘柄、醸造用7銘柄となった。区分変更うるち1銘柄、名称変更うるち3銘柄、廃止うるち10銘柄、醸造用1銘柄。問題なければ平成30年産米の農産物検査対象銘柄の変更に反映される。なお青森の醸造用玄米、青系酒195号については、新規設定が認められたものの、新名称「吟烏帽子(ぎんえぼし)」での種苗法登録出願が2月末までに公表された場合、農産物検査対象銘柄としても自動的に新名称で設定されるが、間に合わなかった場合(この場合も4月末までに出願公表が必要)は名称変更申請が必要であることが申し合わされた。
〈米麦日報 2018年2月7日付より〉