第1回「とちぎ県産米おにぎりコンテスト」最優秀賞に「餃子にぎり」

(一社)とちぎ農産物マーケティング協会(安納義雄理事長)は6日、宇都宮市内で「とちぎ県産米おにぎりコンテスト」を開催した。

後援は栃木県庁、全農栃木県本部、栃木県教育委員会。今回が第1回で、県オリジナル水稲品種「なすひかり」と「とちぎの星」の認知度向上が目的。高校生や大学生などの若年層を対象に、県産食材を使ったおにぎりレシピを公募した結果、計910作品の応募があった。この日は最終審査5作品の調理実演会が行われ、宇都宮短期大学付属高校の高橋優歩さんによる「餃子にぎり」が最優秀賞に輝いた。

「餃子にぎり」は、「冷めても美味しい」なすひかりの中に、豚ひき肉やキャベツ、ニラなどを入れ、栃木名産の餃子の皮で全体を包んだ。最終審査は、特別審査員である田村隆氏(つきぢ田村)・澁谷梨絵氏(5つ星お米マイスター)のほか、二次審査員7名(関係者)、一般消費者70名の総合得点によって決定。

第1回「とちぎ県産米おにぎりコンテスト」受賞者

協会の安納理事長は「テーマは『毎日食べたくなるおにぎり』。このコンテストを契機として県産米により一層の関心を持っていただければ幸い」と挨拶。また、総評で特別審査員の2人は、「1~5位ではなく、910分の5に入ったということで、これからも楽しい、笑顔になるような料理を作っていただきたい」(田村氏)、「なすひかりはあっさりして旨味が強く濃い味のおかずに合うが、とちぎの星はもっちりと甘みがあるのであっさりしたおかずに合う。少し違う米をしっかり取り入れて作っており、地元愛に溢れた美味しいおにぎりだった」(澁谷氏)と、5名の今後の活躍にエールを贈った。

第1回とちぎ県産米おにぎりコンテスト結果(敬称略)
レシピ名 受賞者 賞品
最優秀賞 餃子にぎり 宇都宮短期大学付属高校 高橋優歩 なすひかり・とちぎの星 各30㎏
&とちぎ和牛1万円分
優秀賞 日光唐辛子のピリ辛肉味噌おにぎり 宇都宮大学 渡辺美和子 なすひかり・とちぎの星 各15㎏
&霧降高原牛5千円分
特別審査員賞 マスパラにぎり 栃木県立宇都宮白楊高校 栗谷川花 なすひかり・とちぎの星 各5㎏
&とちぎ和牛ハンバーグセット5個入り
ゆばにぎり 栃木県立宇都宮白楊高校 伊藤葵
JAグループ栃木賞 具材たっぷりおにぎり 栃木県立佐野松桜高校 古川優梨 なすひかり・とちぎの星 各5㎏
&とちぎゆめポーク1㎏

〈米麦日報 2018年10月10日付より〉