進化形お好み焼“お好みソース饅頭”専門店、阪急うめだ本店にオタフクソース「oh!!sauce」
阪急うめだ本店が進める「オンリーワン戦略」の第11弾となる。同店舗では、「もっと手軽に、もっと楽しく、ソースを楽しんでもらおう!」というコンセプトのもと、いつでもどこでも食べられるソースが主役の直径約7cmのお好み焼「お好みソース饅頭」を販売する。
「oh!!sauce」は12月5日、阪急うめだ本店地下1階食品売場にオープン
同饅頭の最大の特徴は、ひと口食べると中からあふれ出すソース。温めると液状になり冷やすと固まる固形ソースを新開発し、饅頭の中に閉じ込めた。これにより、「~しながら」片手で手軽に食べられるお好み焼を実現した。
固形ソースは、野菜や果実を主に使用する「オタフクお好みソース」をベースにした、素材を生かし酸味や塩分を抑えたまろやかな味わい。饅頭は、かつおと昆布のだしがきいた生地に野菜をたっぷり加え、そばやうどんを合わせて広島のお好み焼をイメージ。麺類は広島のメーカーから仕入れ、生鮮類は大阪で調達。店舗においてスチームコンベクションで焼成して提供する。食材に占める野菜の比率は3割と、通常の鉄板お好み焼とほぼ同じで、しっかり野菜をとれる。
「お好みソース饅頭」ラインアップ
ラインアップは6品。定番の「そば」、女性に人気の「うどん」、ほうれん草を卵でとじ、相性のいいベーコンを入れた「ほうれん草&ベーコン」(各税込220円)、オタフクソースの人気商品「呉海自ソース」をうどんに絡めた「カレーうどん」、ハバネロ麺と刻んだハラペーニョで辛さを追求した「激辛そば」(各同240円)。また、スプーンで食べるふわふわのお好み焼「トマト&キャベツ」(同270円)を揃えた。
若い女性をターゲットに、ランチ、おやつ、手土産、女子会やパーティーなど、幅広いシーンを想定する。
また、ひと味違うお好み焼を味わえ、様々な料理に活用できる「oh!!こだわりお好みソース」を開発した。ラインアップは、奥深いだしの味わいが融合した「焼あご&焼しいたけ」、デーツと広島産牡蠣エキスの風味がマッチした「デーツ&牡蠣エキス」、ワインのコクと芳醇なトリュフの香りが肉料理にもよく合う「赤ワイン&トリュフ」(各同540円)の3品。
19日に阪急うめだ本店で開催した記者発表会で、阪急阪神百貨店阪急本店フード商品統括部惣菜商品部の矢野朗子氏は、「3月に開発をスタートしてから9カ月をかけ、おもしろい商品が出来上がった。おにぎりのようにあらゆる食シーンで食べてほしい」と話した。オタフクソースの細川隆志イノベーション推進部長は「新たなチャレンジの場となる。コナモン文化がある市場で、新しいお好み焼を広めたい」と意気込んだ。
なお、販売目標は、1日1,200個、年間1億円。ギフトについては、こだわりソースから販売を始め、饅頭については今後検討を進める。
〈米麦日報 2018年11月22日付より〉