神明、中国の「すき家」216店舗で日本産米を提供
(株)神明(藤尾益雄社長)はこのほど、中国向け日本産米輸出の取組状況を公表した。去る5月、同社子会社の(株)神明きっちん(藤尾益人社長)阪神工場が中国向け輸出指定精米工場の認可を取得し、7月から輸出を開始していることに伴うもの。
今年12月の1か月間、(株)ゼンショーホールディングス(小川賢太郎会長兼社長)が運営する中国の「すき家」216店舗では通常メニューの牛丼に追加料金を支払うことで、ご飯を日本産米に変更できるキャンペーンを実施中(1日30食限定)。販売数量は約24t。去る11月26日に上海で開いたセレモニーイベントでは、日本産米試食会や地元のインフルエンサーを起用したトークセッションなどが行われた。
また、COFCO(China Agri Trading《HK》Ltd.=中糧集団有限公司)と連携して、2019年1月~2020年12月の間に日本産米約1,000tを販売する目標を掲げているほか、同期間、中国大手小売店「上海百联集团股份有限公司」と日本産米・パックご飯を約5,000万元(=約8億円強)販売する予定。
〈米麦日報 2018年12月18日付より〉