エバラ食品工業、上場以来の過去最高益を達成 「黄金の味」や「浅漬けの素」「プチッと鍋」が利益貢献/2019年3月期決算
エバラ食品工業は5月15日、2019年3月期決算において、営業利益、経常利益、当期純利益の各利益指標が03年の上場以来、過去最高益を更新したことを発表した。
焼肉のたれ「黄金の味」の価値訴求を軸とした販売活動の継続による利益貢献のほか、ポーション調味料、業務用商品の収益力の向上が、利益面の大幅な拡大につながった。19年3月期売上高は前年同期比1.8%増の513.1億円、営業利益は62.7%増の23.9億円、経常利益は60.9%増の24.9億円、当期純利益は40.4%増の16.5億円。
「浅漬けの素」や「プチッと鍋」に代表されるポーション調味料が好調に推移し、売上高についても17年度に次ぐ高水準となった。創業60周年に向けた経営ビジョン「Evolution 60」(2014~2018年度)では、18年度(19年3月期)が最終年度に当たった。連結数値目標である営業利益率4%、海外売上高10億円、ROE(Return On Equity=自己資本利益率)5%に関しても全ての項目で達成した。