Jオイルミルズ第5期中計、旧事業会社のDNAを再融合、発展につなげる

J－オイルミルズは5月29日、先日公表した、17年度からの第5期中期経営計画（17～20年度、既報）の記者説明会を都内で行った。

八馬史尚社長は説明の中で、「当社は油の液体・固体・粉体技術を有し、さらに乳化技術やスターチ技術を組み合わせることで、コク・風味・香り・食感、経時劣化抑制といった、おいしさを実現できる。それを担保するDNAとして、旧味の素製油は調味料の目線で油を見てきており、旧ホーネンコーポーレーションは業務用市場で強固な営業基盤を持ち、スターチ、ケミカルといった原料を使い切る取り組みを行ってきた。旧吉原製油はさまざまな油種を取り扱い、油酸化測定の取り組みも先んじて進めてきた。こうしたDNAを再融合させて、これからの発展につなげていきたい」との考えを示した。

説明会で八馬社長は始めに、前中期計画（14～16年度）を振り返り、期間中は営業増益を達成したものの、16年度の数値目標売上高2,200億円（実績1,802億円）、営業利益100億円（同55億円）からは大きくかい離する結果となった。（詳細は本紙にて）