食品大豆の輸入量と用途別使用量(10年~17年)-食品産業新聞社推計
食品産業新聞社の推計による、16年と17年(予測)の「食品用大豆の輸入量」と、「食品用大豆の用途別使用量」は2面表のとおりとなった。推計にあたっては、大豆関係団体の資料や、財務省の貿易統計、農水省・総務省の統計などに加え、大豆加工メーカーや大豆流通関係者の意見を参考にした。また、15年以前の数値についても新しいデータなどを基に、一部修正している。
まず、国産大豆の動向については、28年産大豆の集荷量は約18万6,000tが見込まれており、25年産の凶作以来、3年連続で18万t台の集荷量で安定推移している。北海道、東北を中心に国産大豆の作付面積は堅調に拡大しているが、主要産地が例年、生育途上で台風・豪雨被害を受けていることに加え、生産現場では東日本で里のほほえみといった新品種の導入が進む一方で、機器・資材の更新遅れや転作田での湿害、防除の難しい雑草の広がりなどにより単収は伸び悩み、それが調整作業にもしわ寄せが及んでいることから、収穫量は22~24万t台で頭打ち状態が続いている。(詳細は本紙にて)