28年度製油産業調査、売上金額は油かす減少で2.2%減の5,871億円-日油協
日本植物油協会(日油協)は26日に開いた臨時総会で、ボーソー油脂の片岡治男社長の退任に伴う監事の補欠選任を行い、同社の齋藤典幸社長を選任した。
続けて行われた7月度会員集会では、平成28年度(16年度)の製油産業実態調査の結果を報告した。それによれば、同年度の製油産業の売上金額(日油協会員)は、前年度比2.2%減の5,871億3,400万円となった。内訳は、油脂の販売数量は3.3%増の217万6,000t、売上金額は2.3%増の4,138億8,000万円と、共に増加した。一方で油かすの販売数量は0.4%減の334万4,000tとほぼ前年並みだったが、売上金額は前期に比べて原料相場の値下がりを反映して、13.6%減の1,291億7,100万円と減少している。
原料処理量(同、28年・16年1~12月計)は、大豆は1.1%増の227万3,138tと堅調だったが、菜種は1.7%減の239万6,232tと減少した。(詳細は本紙にて)