フジッコが「丹波篠山 黒豆作付け体験ツアー」に親子24組を招待、福井社長も家族と初参加

フジッコ「丹波篠山 黒豆作付け体験ツアー」
フジッコは6月22日、兵庫県篠山市で「丹波篠山 黒豆作付け体験ツアー」を実施し、小学生の親子24組48人を招待した。今年で11回目を迎えた人気企画。初夏の晴天に恵まれた中、参加した親子は、黒豆の作付け体験をはじめ、盛りだくさんの企画を通して農業に親しんだ。

福井正一社長は「今回は私も初めて参加し、皆さんと一緒に体験させてもらう。これを通して、丹波篠山黒豆がどのように育てられているかということ、農家の方が育てた黒豆を、メーカーが加工し、商品が流通し、店頭に並び、皆さんが購入されるまでに様々な苦労があるということをわかってほしい」と呼びかけた。

フジッコ 福井正一社長

フジッコ 福井正一社長

同プログラムは、原穀豆に直接触れる機会がなく、加工された豆しか見たことのない子どもが多いことから、親子でコミュニケーションをとりながら原穀に触れ、生育過程を学ぶ機会を目的に実施。初回から全面協力してきた黒豆栽培の名人・小島琢彌(おじまたくや)・丹波ささやまおただ相談役が、今年も講師を務めた。
 
小島氏はあいさつにあたり、「丹波篠山黒豆は、栄養豊富で、2L、3Lとサイズが大きいのが特徴。皮は固く、煮豆にしたときの破れが少ない。10月には黒枝豆、その後乾燥させて黒豆と、農家にとって収入源となる。本日は『しっかりさやをつけて』と愛情を込めて語りながら作付けしてほしい」と述べた。
 
プログラムは、黒豆の播種体験からスタートし、ジャガイモの収穫、野菜当てクイズ、畑で採れたばかりの野菜とフジッコ商品を使った簡単料理づくりを体験した。
 
自分たちで作った昼食を楽しんだ後、黒豆の苗を子葉が取れないよう丁寧に畑に定植した。また、黒豆セミナーと「黒豆つかみゲーム」を行い、盛り上がった。
 
〈大豆油糧日報 2019年6月27日付〉