“マーガリンの強みを生かしたパン・洋菓子”を提供するベーカリーカフェ、東京・葛飾にオープン/ミヨシ油脂「Cafe Margapane」(カフェ・マルガパーネ)
ミヨシ油脂のグループ会社・ミヨシファクトリーが運営するベーカリーカフェ「Cafe Margapane」(カフェ・マルガパーネ)が8月20日、東京・葛飾区にオープンした。同店では、マーガリンの強みを生かした、本格的なパン・洋菓子、こだわりのコーヒーや紅茶などのドリンクを提供する。
「カフェ・マルガパーネ」のコンセプトは、「油脂の力を活かした『ものづくり』を通して、人との繋がりを大切にする空間」。店名の「マルガパーネ」は、「マーガリン」と、イタリア語でパンを意味する「パーネ」からとっている。
同店の目的は、ミヨシ油脂創業100周年を前に、本社を構える東京・葛飾区の人々に、同社がおいしいパン作りに貢献していることを改めて知ってもらうこと。また、社員の福利厚生の場として位置付けるほか、取引先を招いたプレゼンテーションの場としても利用していく。
「カフェ・マルガパーネ」を企画したミヨシ油脂食品本部ソフト開発部の倉持邦人部長は、構想は数年前にのぼるなど満を持しての開店だったとした上で、「同店の運営により、パン・菓子作りのより実践的な目線から提案が出来るようになれば。また、マーガリンの安全性を伝える場にもしていきたい。消費者から、トランス脂肪酸や食品添加物について質問を受けた場合には、スタッフが的確に答えられる体制をとっている」と話した。
〈本格的なクロワッサンや高級生食パンを用意、3種のルウをブレンドしたカレーパンも〉
商品は、クロワッサンや、デニッシュ、スイートロール、近年話題を呼んでいる高級生食パンなど、常時30~35種を用意する。油脂は、コンパウンドマーガリン「アトラクトリッチ」や、焼き残りが良好なシートマーガリン「ヨーロピアンシート」、焦がしバターオイルなど風味素材を配合したマーガリン「フレメン」、チルド保存下でもパンにソフトさや口溶けの良さを付与する「クラージュ」など、最終製品に合わせて、ミヨシ油脂がもつさまざまな油脂を使用している。
すべての製品で生地から作り、ひと手間加えた本格的な味わいが特長で、ミヨシ油脂の「味わいラード」を使用したカレーパンは、3種のルウをブレンドした同店ならではの製品に仕上がっている。そのほか、自家製キャラメルで和えたローストナッツをトッピングしたデニッシュなどを販売し、男女問わず好まれる商品を用意した。
店舗は36席あり、天気の良い日はテラス席でも楽しめる。製造現場は、消費者から見えるようにガラス張りにしている。
「カフェ・マルガパーネ」店舗外観(イメージ)
◆「Cafe Margapane」(カフェ・マルガパーネ)店舗概要
△所在地=東京都葛飾区小菅2-8-34ミヨシ油脂堀切社宅1階
△営業時間=午前10時~午後6時
△定休日=土日祝日
△規模=延床面積136.7平方メートル
〈大豆油糧日報 2019年8月21日付〉
「カフェ・マルガパーネ」テラス席