“大人のヨーグルト”専門店が期間限定オープン、濃厚なコクと口どけ、代官山「ピュアナチュール ベルギーヨーグルトカフェ」/カネカ
カネカが昨年1月から技術提携している、ベルギー・ピュアナチュール社の伝統製法で製造した「ベルギーヨーグルト ピュアナチュール」と、ベルギーの代表料理が融合したオリジナルメニューが楽しめる店舗。
メニューの全てに使用されている「ピュアナチュール ベルギーヨーグルト」(プレーン砂糖不使用、ブルーベリー味で展開)は、カネカグループのカネカ食品が今年8月に発売。濃厚なコクと、とろっとした口どけと舌触りの良さが特徴の「大人のヨーグルト」。長時間をかけた2段階発酵のプロセスを採用、厳選した4種の乳酸菌をベースに製造し、ベルギー大使館の推奨マークも取得している。
カネカ食品「ベルギーヨーグルト ピュアナチュール」(プレーン 砂糖不使用、ブルーベリー)
ピュアナチュール社のヨーグルトはヨーロッパで高いシェアを誇り、カネカが日本初上陸という形で商品化した。原料には北海道産生乳を使用。カネカの榎潤取締役常務執行役員によると、同社は健康をサポートする食を人々に届けるだけでなく、離農が進むなど厳しい環境にある日本の酪農業について、「持続的に発展できるようにサポートしていきたいという思いがあった」という。「ベルギーヨーグルト ピュアナチュール」は、同社の想いに共感した酪農家など、さまざまな出会いがあって商品化できたもので、「ここまで簡単な道のりではなく、日本の製造方法とは異なるため、何度もスタッフがベルギーに行って学び、何とか今日に至った」(榎常務)。
「ピュアナチュール ベルギーヨーグルトカフェ」では、牛肉をビールで煮込んだ「カルボナード」(税込1,350円)、ベルギーの伝統料理をアレンジした「ワーテルゾーイ」(1,300円)「ベルギーワッフル」(850円)などのメニューを提供する。メニューをプロデュースしたのは、日本最年少でミシュラン二つ星を獲得した厚東創シェフ。厚東シェフはオープンに先立ち開催されたメディア向けイベントで、「ベルギーヨーグルト ピュアナチュール」が料理にも相性が良いことを紹介した。
日本ベルギー協会の会長を務める、カネカの菅原公一会長も同イベントに登壇し、「当社は、美食の国として名をはせるベルギーに進出して50年になる。この経験を生かし、健康に良いベルギーヨーグルトを日本の食卓に届ける決意をした」などと語った。
また、駐日ベルギー大使のロクサンヌドゥ・ビルデルリング氏は、ピュアナチュール社のヨーグルトは品質が高く、ベルギーで長く愛されており、自身も頻繁に食していると紹介。ピュアナチュール社のリュックデバーレマーケル社長は、「当社の理念は、大地・水・空気・動物をリスペクトし、自然にこだわった最高の商品で人々の健康に貢献すること。カネカも同じ価値観のもと、酪農の将来のために事業展開している。ここから、カネカと共に日本でのプロジェクトが始まる」などと話した。
「ピュアナチュール ベルギーヨーグルトカフェ」外観
【「ピュアナチュール ベルギーヨーグルトカフェ」店舗概要】
△期間=2019年10月16日~11月7日
△場所=カフェ「SIGNALLDAY」(東京都渋谷区代官山町19-4 代官山駅ビル)
△営業時間=11時~21時(ラストオーダー20時30分)
〈大豆油糧日報 2019年10月17日付〉