令和元年産大豆1月末時点集荷見込み、10月末比10%増の15.6万tに留まる/JA全農
〈宮城は生産計画比18%減、佐賀60%減、一部銘柄で入札・契約取引数量を変更〉
JA全農は、令和元年産大豆の集荷見込み数量について、1月末時点の調査をまとめ、前回発表(10月末時点)では、数量の把握が困難だったことから発表を見送っていた、宮城、佐賀の集荷見込み数量・販売計画を報告すると共に、三重、福岡の集荷見込み数量、販売計画の変更を明らかにした。
JA全農は、令和元年産大豆の集荷見込み数量について、1月末時点の調査をまとめ、前回発表(10月末時点)では、数量の把握が困難だったことから発表を見送っていた、宮城、佐賀の集荷見込み数量・販売計画を報告すると共に、三重、福岡の集荷見込み数量、販売計画の変更を明らかにした。
それによれば、1月末現在の集荷見込み数量は、生産計画比17%減の15万6,400tとなっている。10月末時点対比では、10%増に留まっている。宮城は、生産計画比18%減の1万2,680tの見込みだとする。佐賀は、特に大きな減産見込みで、同60%減の5,830tの見込みだとする。
加えて、福岡は10月末時点で見通せなかった台風などによる塩害被害や不稔の発生により、製品歩留まりの低下が大きく、10月末時点対比で23%減の7,770tと下方修正すると共に、収穫後入札・契約栽培取引の計画数量を変更した。九州エリア全体では、生産計画比約50%減と、佐賀、福岡の減産を主に反映した形だ。そのほかの県においても、製品歩留まりの低下が見られ、全体的に10月末時点対比で減少したとしている。
他方で、三重は、11月以降は好天に恵まれ、収穫も順調に進み、懸念されていた不稔粒などが少なく、10月末時点対比で54%増の2,780tと、集荷見込み数量を上方修正すると共に、契約栽培取引の計画数量を変更する。
三重・福岡、変更後大豆集荷見込み
〈大豆油糧日報2020年2月27日付〉