「ステイホーム」が増える中、栄養管理補助アプリの利用者が増加
食事管理アプリ「あすけん」を運営するasken(東京都新宿区)は5月31日まで、「#400万人の栄養術を日本に届けよう」プロジェクトを開始する。同アプリでAI栄養士からの食生活改善のアドバイスを受けながら、栄養バランスを意識した食事を続けているユーザーは5月時点で400万人を超えている。健康意識の高まりや巣ごもりによるダイエット需要で利用者が急増しているといい、特に、新型コロナウイルス感染症の影響が出始めた2月~4月末のアプリのダウンロード数は54万件に上ったという。
同アプリで食事を記録すると、14種類の栄養素の過不足結果をグラフで見ることができるが、今回のプロジェクトはそのうち、「免疫力の維持に役立つ5つの栄養素」に着目し、免疫力を維持する栄養素を適正にした栄養グラフのキャプチャを、ツイッターを通して「栄養術」としてシェアできるようにした。
また、買い物データから栄養バランスをチェックするアプリ「SIRU+(シルタス)」を運営するシルタス(東京都港区)は、新型コロナ流行による栄養バランスの重要性の高まりを受け、「食材入力機能」を追加した。「シルタス」は、ポイントカードに紐づく買い物データを自動で栄養分析し、不足を補う最適な食材やレシピを提案するアプリだ。これまで、提携先のスーパーで購入した食材は自動で栄養素に変換されていたが、提携先以外で購入した食材は連携されず、利用できるユーザーが限定的だったという。
新たに追加した「食材入力機能」により、スーパー、コンビニ、その他の商店で購入した食材をアプリに入力すると、その食材が栄養素に変化され、栄養の過不足が分かるとともに、それを補うための最適な食材とレシピが分かるようになった。
〈大豆油糧日報2020年5月21日〉