“チーズを使わないレアチーズケーキ”、「ビオクラ」ヴィーガンケーキシリーズに登場、特許技術応用の豆乳クリーム使用/アルソア慧央グループ

アルソア慧央グループ「レアチーズケーキ」
化粧品、健康食品、食品の研究開発・製造・販売を行うアルソア慧央グループ(山梨県北杜市)は6月1日、「ビオクラ」ブランドの乳製品を使用しないヴィーガンケーキシリーズ新商品「レアチーズケーキ」のオンライン発表会を開催した。ホール税込3,456円、カット済み3,672円。「ビオクラ」公式オンラインショップで販売している。

始めに、アルソア慧央グループビオクラ事業部の清水崇之部長が「ビオクラ」ブランドについて紹介し、「命のある暮らしを意味する『ビオクラ』は2010年にブランドとしてスタートし、体を思う食生活の実現に尽力してきた。この10年で、食やライフスタイルの変化が目覚ましく、そのような中で新たにプラントベース(植物性)の考えを取り入れ、『人にも地球にもやさしく寄り添う』をテーマとしている。アレルギーや体質によって食材が制限される人、そうでない人も安心して楽しんでもらえる商品を提供したい。また、世界的な人口増加による環境負荷という大きな課題に対し、プラントベースのおいしさ・楽しさをレベルアップさせ、消費者に環境問題の気づきを与えたい」と述べた。

アルソア慧央グループ 清水部長

アルソア慧央グループ 清水部長

 
こだわりについては、プラントベース商品の「おいしさ」、リピートできる「価格」を高いレベルで実現し、その上でプラスアルファの価値を加えているとした。
 
「ビオクラ」ブランドは、国産大豆を使用した「大豆チップス」や、ヴィーガンケーキなどをラインアップしている。ビオクラ事業部営業企画の石川恭子氏は、ヴィーガンケーキについて、2007年からスタートし、現在は10品の定番商品のほか、限定商品を展開していると紹介した。なお、コロナ禍の健康志向の中で、2020年の販売数は約3倍になったという。
 
新商品「レアチーズケーキ」の開発に当たっては、チーズ独特のコク、乳製品のミルキー感、動物性凝固剤ゼラチンを使用したような口どけを、いかに植物性材料100%で表現するかの課題に直面し、特許技術「三相乳化」(新しい乳化方法)を応用したオリジナルの豆乳クリーム、さまざまな植物性材料を組み合わせたレアチーズクリームを開発し、チーズのような味わいやなめらかさを実現するとともに、豆乳の豆臭さをクリアした。商品名を、「レアチーズケーキ風」や「ソイレアチーズケーキ」などではなく、「レアチーズケーキ」としたのは、味への自信の表現だとした。
 
◆「ビオクラ」公式オンラインショップ
 
〈大豆油糧日報2021年6月7日付〉