植物性チーズ代替品の世界的ブランド「ビオライフ」のプラントベースドチーズ・バター、家庭用・業務用で発売/J-オイルミルズ
家庭用商品は9月1日から関東地方の1都6県で、プラントベースドチーズ4品目とプラントベースドバター1品目を発売する。業務用商品は10月上旬から、プラントベースドチーズ4品目を発売する。
「ビオライフ」のプラントベースドチーズは、乳やナッツを使用せず、ココナッツ油を使用しており、植物由来の成分を抽出した豊かな風味とコクが楽しめる。また、プラントベースドバターは、まろやかなコクがあり、優しい味わいとなっており、料理や菓子、パンに塗るなど、さまざまな用途に使える点が特長だ。
家庭用商品5品目は以下の通り、いずれもオープン価格。
△「植物生まれのとろけるスライス チェダータイプ」(140g)
△「植物生まれのとろけるスライス モッツアレラタイプ」(140g)
J-オイルミルズ「植物生まれのとろけるスライス モッツァレラタイプ」
△「植物生まれのシュレッド チェダータイプ」(200g)
J-オイルミルズ「植物生まれのシュレッド チェダータイプ」
△「植物生まれのクリーミィ」(150g)
△「植物生まれのビオバター」(125g)
J-オイルミルズ「植物生まれのクリーミィ」「植物生まれのビオバター」
業務用商品4品目は以下の通り。
△「植物生まれのとろけるスライス チェダータイプ」(500g)
△「植物生まれのとろけるスライス モッツァレラタイプ」(500g)
△「植物生まれのシュレッド チェダータイプ」(250g)
△「植物生まれのシュレッド モッツアレラタイプ」(250g)
〈植物性チーズ市場、米国では過去3年の年平均成長率15%、日本でも伸長〉
「ビオライフ」は、世界有数の一般消費者向けプラントベースドフード企業のアップフィールド社が展開するプラントベースドチーズのリーディングブランドだ。J-オイルミルズは5月に「ビオライフ」ブランド製品の独占輸入・販売契約をアップフィールド社と締結した。
ブランド名は、ギリシャ語で「生命」を意味する「Vios(ビオス)」に由来する。アップフィールド社の子会社アリビア社は、ギリシャを拠点に1990年代から、おいしさにこだわった乳原料不使用の100%ヴィーガン商品を届けており、2013年に「ビオライフ」を開発した。
J-オイルミルズによると、世界のプラントベースドフード市場は、健康志向や環境への配慮といった社会背景から急拡大しており、家庭用の植物性チーズ市場は米国で177.6億円(2019年見込)、過去3年の年平均成長率は15%と大きく伸びている。また、TPCマーケティングリサーチの調査では、日本でも同市場は17.7億円(2019年見込)、年平均成長率9%で伸長している。
〈大豆油糧日報2021年7月16日付〉