湯葉の家庭への浸透に貢献、熟練職人のノウハウで差別化/三和豆水庵

第51回食品産業技術功労賞 商品・技術部門受賞
湯葉は、料亭などで提供される高級食材のイメージが強いが、近年、食卓の登場頻度が徐々に増えている。

三和豆水庵の「丹精 お刺身湯葉」は2013年の発売以来、認知度をじわじわと高め、湯葉カテゴリーにおいて3年連続全国売上1位を獲得している(日経POSセレクション湯葉部門、2018年〜2020年版)。「ハレの日」はもちろん、普段使いされる商品として定着しつつあり、湯葉の家庭への浸透に貢献している。

「丹精 お刺身湯葉」は、湯葉特有の「まったり」とした食感が楽しめる商品。豆乳を充填することで出来立てのおいしさを閉じ込めており、湯葉の厚みや、豆乳濃度にもこだわった。夏場はわさび醤油、冬は温めて食べたりと季節を問わず楽しめる。

湯葉は使用する原料が豆乳のみで、素材の味がストレートに表現されるシンプルがゆえに製造が難しい食品とされる。同社では、熟練職人のノウハウにより、大豆の特性に合わせた製造で、差別化を図っている。

主力の「丹精 お刺身湯葉」に加え、「北海道大豆 刺身湯葉」「丹精 だし香る湯葉」「丹精 お刺身湯葉 枝豆風味」をラインアップ。

〈食品産業新聞 2021年12月8日付より〉