大阪皮切りに提案会、15会場延べ6,390人の来場を見込む/尾家産業

【大阪発】尾家産業は15日、大阪市で春季提案会を開催した。今シーズンは「つぼみ~メニューの花を咲かせよう」をテーマに全国15会場で展開する。大阪会場にはメーカー137社出展し、春夏向け新商品585品や重点商品をいち早く紹介した。来場者は同会場1,100人、15会場延べ6,390人を見込む。

尾家亮会長は開催あいさつで、「業績は順調にきており、特に12月は1日で7億円以上販売した日もあった。私が入社した当時は年商5億円だった。素晴らしい進展をしている。外食は良いところと悪いところがある。提案会を通して、お客がこぞって繁栄するよう努めたい」と強調した。

尾家啓二社長は「出展商品がたくさんヒットし、採用されることを願っている。提案会で新たな売り上げ、利益を作ろうと、前回(秋季)の提案会から新製品の売り上げを集計し、昨年8月20日から今年の2月末までの売上上位商品を表彰しようとしている。12月までで新製品で5億円の売り上げが出ている」と成果を示した。

提案会の主な見どころは、恒例の「やさしいメニュー」コーナーでは、外食・給食ユーザー向けに生活習慣病予防メニューを料理研究家の村上祥子先生と同社管理栄養士と共同開発し、低カロリーで栄養バランスの良い主食、主菜、副菜メニューを提案し、好評だった。

メニュー提案コーナー「れしぴや」では、「スイーツワールドカップ」をテーマに、メーカーが考案した36品のスイーツを、アジア、ヨーロッパ、アメリカに分けて一堂に展示紹介し、メーカー小間で試食を行った。各会場来場者30社、尾家産業営業5人にアンケートを実施し、全会場終了後に順位を決定し、表彰する予定。

PBコーナーでは、「サンホーム パクッとひとくち餃子(ピリ辛)」「同 チキンボール 鉄・Ca入」「燦宝夢 うすくちしょうゆ 特級 QT」などの新製品を試食紹介した。新設の「ハラール」コーナーでは、同社が取扱いできるハラール認証商品を一堂に展示し、イスラム教徒訪日客向けのビジネスチャンスを逃さないための提案を行った。

特別企画「あなたはどっちでsHOW 特・得」コーナーでは、「値上げが続く中、店によって思い切ってメニューを変えようとするとことがある。そのヒントになれば」(尾家社長)とし、特別な付加価値商品、お得な価格訴求商品を展示紹介し、メニュー提案と試食を交えてそれぞれの良さをアピールした。