日本水産、新中計「MVIP2017」で17年度売上高6,800億円へ
日本水産は2日、2015年度から2017年度にかけてのグループ中期経営計画「MVIP2017」を発表した。最終年度である17年度の数値目標として、連結売上高6,800億円以上、連結営業利益230億円以上を掲げた(前中計の数値目標は14年度連結売上高6,000億円以上、連結営業利益230億円以上、昨年11月公表した14年度修正公表値は連結売上高6,100億円、連結営業利益175億円)。また、セグメント別の食品事業では、売上高3,120億円、営業利益89億円を計画する。
今回の新中計は、「前中計の考え方を受け継ぎ水産物を核とした成長を実現する」とし、タイトルも前回同様、Make Value through Innovative Plan(私たちはイノベーションを通じて価値を創り出す)とMost Valuable Impressive Player(一人ひとりが社会や会社にとって価値ある存在、共感をもたれる存在でありたい)を組み合わせた「MVIP」とした。
企業として目指す姿として、「変化に対応し、差別化できる独自の技術力を持つメーカー」とし、そのために①成長に向けて積極的に投資②資源アクセス力を強化③健康機能食品・高付加価値商品を提供④海外でのパフォーマンスを拡大(北米・ヨーロッパに続きアジアに注力)–に取り組む。
また「▽使命感▽イノベーション▽現場主義▽グローバル▽お客様を大切にする–という、創業以来受け継いできた5つの企業遺伝子のもと、CSRに根差した経営を推進し、広く社会に貢献すると共に、財務体質を強化し企業価値を高める」とした。
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