グループの欧州初の冷食生産拠点、ポーランドは戦略的に重要な国-味の素Jawo社日比社長

味の素冷凍食品とポーランドのJawo社(ヤボ社)の合弁会社、味の素Jawo社(ポーランド・チェンストホーバ市)は4月9日、新工場を完工し、現地でオープニングセレモニーを行った。

セレモニーでは初めに味の素冷凍食品吉峯英虎社長、味の素Jawo社日比聡社長(味の素冷凍食品取締役専務執行役員)、レナタ・カスプッシュツカ同副社長(Jawo社社長)、ヤン同取締役(Jawo社ファウンダー)の4氏によるテープカットが行われた。続いて日比社長あいさつ、山中誠ポーランド大使とクシシュトフ・マティヤシチクチェンストホーバ市長が祝辞を述べた。

日比社長はあいさつの中で、「味の素グループにとって欧州初の冷凍食品生産拠点である味の素Jawo社工場が完工した。ポーランドでは既に味の素グループの味の素ポーランド社が即席麺の製造販売を行っているが、新たに冷食の生産開発拠点を設けることができた。

和食のユネスコ無形文化遺産登録に象徴されるように、世界中の消費者に和食の価値は受け入れられ、欧州でも和食の市場は急速に拡大している。EU圏内で高品質、コスト競争力のある原料調達可能なポーランドは我々にとって戦略的に重要な国だ。また、急速に拡大する市場の近くでお客に寄り添い、スピーディに商品開発を行うことにより我々のビジネスの可能性は大きく広がる。

味の素冷凍食品グループは美味しさを追求し、冷食事業を通じて人と社会の幸せ作りに貢献することを企業理念に事業活動を進めている。また、我々はファン作りを事業活動の中心に置き、お客の立場に立って、それぞれの現場でファンを作る活動を進めている。味の素Jawo社は事業を通して欧州のお客に新たな美味しさを提供し、我々のファンを欧州全体に広げていく」と述べた。