野口新会長「推奨、PB開発、物流効率化で力強い組織に」/日給連

日本給食品連合会は13日、第56回総会をヒルトン名古屋で開催、新会長に野口食品の野口昌孝社長が就任した。野口会長は「4本柱の下、推奨メーカーと強固な取組み、PB選定品開発、物流効率化の3つを進め力強い日給連を目指す」と宣言。岡村純前会長は名誉会長となった。全会員62社の出席など総計178人が出席した。

岡村会長は「ネパール大災害やイスラム国など今更ながら日本の有難さを痛感する。円安株高など景気に力強さが出てきたが、人手不足や賃金上昇など我々中小企業は厳しい環境の中、選定品は目標104%は到達できずも前年比102%となり、PBも目標を大幅にクリアした。3年目となる日給連改革も進み、会員へ経費削減等による還元も進み、メーカーとの関係強化を期待する」とあいさつした。

推奨品事業では実施10社の全メーカーで前年対比100%をクリア、合計2.1%増となった。PB商品事業では実施7メーカーのうち目標対比でテーブルマーク196%達成をはじめ1社を除き100%をクリア。また選定商品事業では一般選定品の実施10メーカー全社が目標対比100%を達成、指定育成商品は全2社、日給連デザートは全2社が目標対比を大幅にクリア、調味料のみ1社99%となった。4番目の柱となったシルバー斡旋商品事業では、商品の入れ替え等を行い参加特別会員18社の合計金額で前年実績対比104.5%に。選定品事業は15年度販売より4月と10月の2回制とし、募集・審議・決定・発売をスケジュール変更した。

任期満了に伴う役員改選では、野口新会長、岡村名誉会長就任の他、東部支部長に甲信食糧の中込武文社長、中部支部は小川支部長が情報事業委員長に就任し同委員長だった三給の林元彦社長が中部支部長に。西部支部はクリームファットの高木博之社長が支部長となった。他に役員に新任したのは、北部支部でアキレイの岡村弥社長、東部支部でふくしまの福島毅春社長・大京食品の安川浩常務、中部支部で浅地産業の浅地則夫社長、西部支部でUCCフーヅの福頼和広本部長・たまもの山田均専務、木田商店の木田義文社長。

特別会員理事では、ヤヨイサンフーズの川島義則社長が退任しニチレイフーズの池田泰弘社長が就任した。情報事業委員会で新就任したのは小川新委員長の他、副委員長に木田商店の木田義文社長、奥村食品工業の藤川孝生営業課長、プロンの大村真彦営業MGR、徳元商店の犬伏将人社長補佐の5人。

野口新会長は「今後も日給連改革を進める。今年度も5支部体制により、各事業の拡大・必達体制の確立など13事項を重視しながら、推奨、PB、選定商品事業とシルバー斡旋商品事業の拡大・充実を進めるが、特に推奨メーカーとの強固な取組み、PB選定品の商品開発、昨年末からのロジステック改革による物流の効率化の3つを推進し、一致団結して力強い日給連を目指す」と就任あいさつを行った。