【業務用特集⑥】ヤグチ、外食市場は二極化、メニューとサービスの差別化を=栗栖信也社長
–直近の業績について
当社は5月期で、まだ期が閉まっていないが、増収増益で着地できる見込みだ(※インタビューは5月21日に実施)。地域別では西高東低で、近畿圏など西日本での伸び率が高かった。商品カテゴリー別では、冷凍食品の伸びがよい。外食の人手不足を背景に、加工度を高めた冷凍食品が求められているのだろう。
今春のマルヤ会見本市では、冷食のメインテーマコーナーで畜肉・水産・デザートカテゴリーの冷凍商材を紹介したが、これらも伸びている。畜肉・水産については、従来の肉屋さん、魚屋さんから、当社の得意先である業務用卸の商品になってきている。
デザートは全業態に関係するということで、昨年の見本市でも重点的に取り組んだ。和風のものなどバリエーションも増え、冷凍デザート全体として伸びている分野だ。
–今春の見本市(展示会)で実施したカレー特集が評判だった
メーカー12社のカレーを一堂に食べ比べてもらうというもので、これまであまりなかった。外食のお客様が注文する際は、メーカー名や商品名を指定するのではなく、スパイシーなもの、甘めなものなど、業態に合わせてイメージ、味で注文する。今回のような取り組みで業務用卸の皆様に商品を点ではなく面で直接知っていただくことで、さまざまな提案につながるものと考える。今後は他のカテゴリーでも、同様の取り組みを実施したい。
–全文は本紙にてお読みいただけます。