国分、デイリーフーズの市販用フローズン、森永乳業の冷菓卸子会社を譲り受け

国分は29日、子会社の国分フードクリエイト(東京都中央区、山崎佳介社長)が乳製品・業務用食材卸のデイリーフーズ(東京都港区、弘田圭希社長)から市販用フローズン事業(市販アイスクリーム・冷凍食品などの仕入販売)を譲り受けると発表した。また国分と森永乳業との間で、森永乳業の子会社で冷菓専門卸のクサヤ(大阪市、中村孝三社長)の全株式を、国分が譲り受けることで合意したと発表した。東日本、関西の両エリアでの低温事業が強化されることになる。

デイリーフーズの市販用フローズン事業を譲り受けることで、アイスクリームを中心としたフローズン事業のノウハウ、サービス、品ぞろえを生かし、東日本エリアを中心に低温事業の更なる機能強化を図る。事業譲渡日は今年11月1日の予定。

デイリーズフーズの売上高は15年3月期1,023億円で、そのうち譲渡し対象事業の売上高は115億円となる。 なお国分フードクリエイトには今年9月1日に、国分中部支社、東北国分、国分フードクリエイト東京、北陸国分、東海国分の低温事業を統合する計画。

クサヤは大阪、兵庫を中心に関西エリアで営業展開する冷菓専門卸。クサヤを傘下に置くことで関西エリアにおける低温フルカテゴリー機能を発揮し、更なるマーケット拡大を目指す。株式譲渡日は今年8月1日の予定。クサヤの15年3月期売上高は14億5,700万円、従業員32人(15年3月末現在)。