日東ベスト、冷食が畜肉フライ中心に5%増 今期526億円計画
日東ベストは14日、前期業績や今期状況等の社長記者会見を東京の丸ノ内ホテルで開催した。大沼一彦社長は「前期は500億円達成も厳しい結果となったが、冷食では、特に畜肉フライ品や袋入り畜肉調理品で伸長し前期比5%増の400億5,000万円を売上げた。今期は安定的供給を重要課題に、原材料の安定的確保、お客様ニーズを捉えた商品開発、生産効率の向上により、売上高526億円、当期純利益3億7,000万円を見込む」と述べ、要旨次のように説明した。
2015年3月期の連結売上高は516億800万円で前期比4.8%増、営業利益は1億5,000万円で同59.9%減、経常利益は1億9,900万円で同53.4%減、当期純利益は1億8,700万円で同18.1%増となった。前期は円安基調の継続や輸入原料の高騰、更に競争激化という厳しい環境の中、売上増の要因は原材料の安定的な確保や見直し、販売力の強化、生産効率の改善に努める、またお客様ニーズを捉えた商品開発や迅速な対応に努めたため。ただ利益面では、原材料価格の高騰で一部の商品を値上げしたが厳しい結果となった。
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