食品部門単体目標、17年度売上高2,170億円、営業利益27億円-日水
日本水産は15~17年度の新中期経営計画(MVIP2017)をスタートしたが、目標は17年度連結売上高6,800億円以上、営業利益230億円以上。うち、食品部門の連結売上高は3,120億円、営業利益89億円計画。また、単体食品部門(チルド事業含む)の目標は、売上高2,170億円、営業利益27億円。
大木伸介取締役常務執行役員食品事業執行は新中計で目指す食品事業について、「収益基盤を強化するとともに、当社の強みを活かした成長分野を開拓する」としている。
タイと台湾の日本水産の生産拠点が増設されている。タイはTUM(タイユニオンマニファクチャリング)。従来から日水の家庭用チキン加工品を生産しているが、隣接地に新工場を増設する。7月から一部稼働するが本格稼働は秋以降。1ラインを増設し年間3,000t、将来的にはもう1ライン増やし年間6,000tを目指す。つくね串、から揚げを中心に生産。建屋延面積は1,775㎡。
台湾は大明食品工業。枝豆を中心に冷凍野菜を生産。昨年11月から工事に入り来春完成、来年秋から本格稼働する。生産能力は現在の年間5,000tから1万2,000tにアップ。建屋延面積は4,722㎡。現在の工場が建設後30年以上経ち老朽化した。隣接地に増設する。投資額はともに10億円台。