冷凍食品の価格訴求からの脱却を目指し4つの提案/日本アクセス

日本アクセスは、7月22日~23日の2日間、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで総合展示会「秋季Food Convention 2015」(東日本)を開催した(既報)。

オリジナル企画は25ものブースで展開。冷食関連では、「フローズン」ブースでフローズン食品MD部が手掛ける冷凍食品の販促策などを紹介した。

「冷凍食品の価格訴求からの脱却を目指して」をテーマに、「高付加価値商品の販売強化」として①冷凍プロ仕様②おいしい理由あり冷凍食品–、「冷凍食品の食べ方・使い方の訴求」として③冷凍食品活用術④スマート主婦の冷凍野菜活用法–計4つの企画を提案していた。

「高付加価値商品の販売強化」については、こだわりのシニアと、簡便性とおいしさを求める単身世帯の人口構成が高く、冷食の強力なユーザーになりうる中、高付加価値の冷食を提案することで、価格から価値を売る売場に変えることを目指す。具体的には①冷凍プロ仕様コーナー(=写真下)では、レストラン等でプロが使う高品質の業務用冷食を、これまでの大容量・低価格としてではなく、「おいしさ」を打ち出す新たな視点で売場展開することを提案。

②おいしい理由あり冷凍食品コーナーでは、同社が展開する「冷凍食品だからおいしいプロジェクト」とも絡め、冷凍食品だからこそおいしいものの代表例でもある「冷凍麺」「冷凍米飯」の“おいしい理由”を伝えることで価値を売る売場を提案した。

「冷凍食品の食べ方・使い方の訴求」では、冷凍食品の活用法を訴求することで、さらなる価値を提案。③冷凍食品活用術コーナーでは、弁当用冷食にアレンジを加えることで、新たな活用法を提案。一例として、味の素「海老寄せフライ」をあんかけ煮物にすることで、お弁当、おつまみに加え、噛むことが難しくなった人へのメニューという新たな活用法を紹介していた。

④スマート主婦の冷凍野菜活用法コーナーでは、価格変動が少なく下ごしらえいらずの冷凍野菜を「下ごしらえ済みの調理素材」として活用するメニューなどを紹介するとともに、関連調味料等との関連販売も提案。「冷凍食品=簡便が一般的だが、限られた時間の中で下ごしらえ済みの野菜を活用することで、調理に時間を割いて本格的なメニューを作ることができる」(玉田功フローズンMD部長)ことを訴求した。