日清フーズ、「弾む生パスタ」全面刷新、「青の洞窟PREMIUM」2品追加

日清フーズは15年秋の家庭用冷凍食品の新商品14品目を8月27日、全国で発売する(リニューアル品はなし)。販売目標は計30億円。5日、都内で新商品発表会が開催された。

常温品も含めた新商品について説明した岩橋恭彦取締役加工食品事業部長は「2年ほど付加価値商品の開発に注力してきたところ、今も付加価値商品にニーズがあり、消費増税はあったが、きちんと価値のある商品であれば認めていただける状況だ。市場ニーズは春と全く同じく▽簡単便利▽質・価値(ぷちリッチ)▽内食拡大–にあり、それに対応した新商品と、変化に対応したMD・販促活動で市場活性化に貢献したい。今秋は今まで以上に①生産体制の構築②差別化された商品開発③ブランド力強化–のタッグをしっかりとし、うまく広告・広報活動と連携していきたい」など述べた。

家庭用冷食では①マ・マー弾む生パスタシリーズ全面刷新②青の洞窟PREMIUM拡充③パスタ以外の麺類の投入–を実施する。

【マ・マー弾む生パスタ】05年発売以来、個食冷凍パスタの“生パスタ”カテゴリーを創造・けん引。10周年の今秋は全面刷新し10品を発売する。最大の特長であるもっちりとした食感を追求し、“かつてない新食感”へ刷新。①強いコシを生む国産小麦粉(北海道産ゆめちから、春よ恋)と、デュラム小麦のセモリナの配合②こだわりの麺線押し出し製法③生パスタならではの配合の自由度を活かしパスタソースに合わせて麺線(フェットチーネ、タリオリーニ、リングィーネ、スパゲティ)と小麦粉の配合を調整し、最適な組み合わせに–の3つのポイントで新食感を実現する。ラインアップは洋風シリーズ3品、和風シリーズ3品に加え、家庭では作るのが難しい高付加価値品として“素材練り込み”シリーズ1品(ほうれん草のカルボナーラ)と“小麦全粒粉入り”シリーズ1品(全粒粉入り 彩り野菜のポモドーロ)、グラタン2品の計10品で展開。希望小売価格税抜420円。

【青の洞窟PREMIUM】個食冷凍パスタで高価格帯カテゴリーが急伸長、14年度は前年比3割増、一昨年比約2倍の26.2億円に拡大、青の洞窟ブランドがそれをけん引している。今秋は①ブランド価値向上に向け引き続きブランド戦略を実行②さらにプレミアム感を追求した2品投入③宣伝広告(CM投入+その他施策)–を実施。商品としては「青の洞窟PREMIUM グリル野菜のボンゴレビアンコ」(200g/540円)「同 彩り野菜のパプリカクリームソース」(175g/540円)を投入。同ブランドの冷食商品はレギュラー4品、プレミアム5品、ベジタブル1品の計10品となる。

【二刀派シリーズ】パスタ以外の麺類として好みに合わせて“汁なし”と“汁あり”の2通りの食べ方が選べる「二刀派」シリーズを新発売。「担々麺」(265g/395円)と「ジャージャー麺」(280g/395円)の2品を投入する。麺線押し出し製法によるコシが強くもちもちの麺が、汁あり・汁なしへの対応を実現。濃厚な味の汁なし、温まりたい日には汁ありと、ニーズに応じて食べ方が選べる。