病院シニア・外食・惣菜・給食の4業態に向け第4回自社展示会-大冷
大冷は19日、プライベート展示会「DAIREI FOODDREAM 2015 ~食べる人に喜びを 作る人にアイデアを~」を東京台場のホテルグランパシフィックLE DAIBAで開催した。今回は「省力化」を最大テーマに業態別に4つのテーマに分け、病院・シニア施設向けをはじめ、スーパー向け惣菜商品、外食向け、そして学校と産業給食向け商品について、新商品を中心にメニュー提案を行った。更に来場者ニーズに合わせ5つのセミナーを開くなど業務用関係者ら約800人が来場し盛大に行われた。
今回の独自展示会について、同社齋藤修社長は「本展示会は8年前から隔年開催し4回目となった。今回は省力化をテーマに4つの業態別に分かりやすく展示した。病院・シニア施設向けには、ユニバーサルデザインフード(UDF)やシニア施設向けの喫食者に喜ばれる商品とメニューを提案。スーパー向け惣菜では、骨なし魚を使った新しいオペレーションスタイルを提案した。外食向けには主に畜肉商品を使った商品を提案。学校給食や仕出し弁当向けには原料や産地にこだわった商品を提案した。それぞれに楽らくシリーズはもちろん今年2月から順次発売する銘柄豚『和豚もちぶた』を使った商品や、秋冬向けの新商品などを展示。また開発中の商品メニューもふんだんに用意し、試食後の皆様のご意見で次の新商品開発につなげたい。更に今回は各界から著名な5人を講師に各種セミナーも実施した」と説明した。
同社の得意分野である「病院・シニア施設向け」展示は会場の約半分を占めた。昭和女子大学との共同メニューを中心に提案し、カロリー減や減塩用に朝昼晩の1日3食を1つに計算し、骨なし魚を主食にコントロールするメニューを揃えた。新商品「楽らく骨なし浅羽がれい」を使った『浅羽がれいの山椒味噌煮』や、「同皮なしいずみ鯛」を使った『いずみ鯛の豚バラ肉酢豚仕立て』等を展示した。
楽らく使用のシニア向けでは、UDFの楽らく匠味シリーズから「蒸し鶏」「やわらかチキンハンバーグ」「鶏ささみ」等のミート新商品を紹介。また、「スチコンロースカツ」「スチコンチキンカツ」は油で揚げずにスチコンで焼くリニューアル品として好評だった。減塩タイプの開発中のショルダーベーコンなど提案商品も3品揃え、試食者の意見を聞いて来年2月の新商品販売につなげる意向。
「外食向け」には、新商品を中心に軽食店やバルに近いメニューとして「ミニいか下足から揚」や「ロシア産助宗ダラから揚」を新商品提案。開発品としてスープ4種のミネストローネ・グリーンカレー・コーンとサツマイモのボタージュ・グラムチャウダーを提案。いずれも普通のレトルトと違い、低温加熱した冷凍食品のため野菜の風味が残り、野菜の食感を落とさない出来栄え。
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