凍菜協、中国・杭州で「日中冷凍野菜品質安全会議」
輸入冷凍野菜品質安全協議会(凍菜協、大内山俊樹会長)は12日、中国・杭州市で中国食品業界団体の中国食品土畜輸出入商会(土畜商会、辺振瑚会長)と「第9回日中冷凍野菜品質安全会議」を開いた。日中の凍菜関係者約140人が集まり、品質管理面の情報交換を通じて両国事業者間の協力関係を確認した。
日本側からは凍菜協会員企業など約30人が参加。在中日本大使館経済部の近藤卓也一等書記官も列席した。中国側からはメーカーや検査機関から100人を超える出席があった。政府からは中国国家食品薬品監督管理総局(CFDA)任端平処長、浙江省CIQ食品監督管理処の虞?処長が出席した。
今回は講演の充実を図り、午前と午後で合計5本の演目を用意した。
中国側からはCFDAの任処長が10月1日に施行された改正食品安全法の概要について、また凍菜協の評価制度における審査業務で凍菜協と協力関係にある中検華日食品安全服務有限公司(福建省)の邱家林主任審査員が、同制度の圃場管理基準と審査事例について、それぞれ講演した。日本側からは富士通商の竹埜正敏取締役が「日本における商品回収の実情と留意すべき異物混入防止に向けた工場施設と組織運用の方法」と題して、冷凍食品新聞社の永沼博明社長が「日本輸入冷凍野菜の市場動向及びその活用事例」と題して、それぞれ講演。凍菜協の岡本繁臣事務局長(日本冷凍食品検査協会企画部長)が15年度のクロスチェックの結果報告を行った。
–全文は本紙にてお読みいただけます。