加友会が定時総会、17年度の70周年に1兆円グループへ=加藤産業

【大阪発】加藤産業グループと取引のあるメーカー・商社で組織する加友会の定時総会が24日に神戸市内のホテルで開催された。加藤産業の加藤和弥社長は、グループミッション・長期ビジョンとして掲げる「1兆円グループ、社会貢献する企業グループ」を推進しつつ「つなぎと提案型営業を推進し、物流コストの増加に対応し、海外事業をさらに強化・展開したい」との考えを述べた。

前期の業績について、「増収増益となったが、三陽物産を連結に組み込んだことが、売上高を大幅に拡大させたが、一方で売上総利益と経費が低い酒類事業の比率が高まったことで、粗利・経費とも下がった。ただ既存の事業も改善は出来ていないのが現状で、小売業の大規模化で粗利改善が容易でなく、物流経費も右肩上がりとなっている」と総括した。

今期の取り組みとして、①つなぎと提案型営業の推進②ローコストオペレーションの推進③海外事業の展開の3つを披露。つなぎと提案型営業の推進について、「取引先との関係強化を図るために、両社のトップから現場までが忌憚のない意見交換で売場改善を進める取り組みは年々拡大し、前期は53企業まで拡大し、この成果を共有するコンクールも実施しており、さらに商品管理部から名称変更した商品企画部では、メーカーのマーケティングをサポートする商品事業ユニットの機能を付加させた」と説明した。

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