2016年メーカー方針⑤/日本水産、変化に対応し成長実現、機能性表示食品の新市場開拓
<日本水産取締役常務執行役員食品事業執行・大木伸介氏>15年度の食品事業は「収益基盤を強化するとともに日水の強みを活かした成長分野を開拓する」が基本方針だ。収益基盤の強化は、値上げ・値締め、低収益カテゴリー・アイテムの改善、高収益商材拡充で図り、成長は№1カテゴリーも強化、新規カテゴリー、健康機軸商品で推進する。同時に在庫管理、アイテム管理、物流見直し、管理費コントロール、工場コストダウンを徹底する。
16年度の方向性は、「変化に対応しメーカーとしての成長を実現する」こと。成長のためには、商品に重点を置き、主要アイテムのブラッシュアップと差別化、№1商材に磨きをかけ、機能性表示食品の新市場開拓、オリジナル技術の活用、新しい顧客の獲得(海外販売・新規チャネル)。
また、増力による収益の確保、低収益アイテムの改善により収益拡大・改善を図りたい。チャイナリスクの分散、為替変動・物流費・原材料高騰に対応したコスト削減策を進める。これらの商品価値を高め、新たなチャレンジが16年度基本課題である。
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