「第2四半期は予定通り進捗」「PBは3ブランドに集約」=加藤産業・加藤社長
加藤産業の加藤和弥社長は9日、神戸市で開催中のグループ総合展示会場内で記者会見し、第2四半期の進捗について、「公表通りに推移している」と説明するとともに、グループブランド商品について、発売60周年を迎えた「カンピー」ブランドを中心に3ブランドに集約し、「ブランドオーナーとしてメーカーに近付いた形で、アイテム集約していく」考えを明らかにした。
加藤社長は、「第2四半期は、2月は稼働日数が1日多く、売上高は順調に推移している。ただ利益は減益予想の公表に近い推移となっている。こちらの思いとすれば、前年並かそれに近い数字を目標にしてはいるが、それは届いていない」と説明。
その要因として、「大きな(外的な)マイナス要因はあるにはあるが、営業活動の中で環境悪化に対するスピードが追いついていないのが現状だ。強化している売場提案やその伝え方などでは、チャレンジが必要だが、まだ過去にしがみ付いている部分はあると思う」と課題を挙げた。
また今後の消費動向に絡めて、「極端に消費は落ちることはないだろうが、その中で問題はいかに付加価値を乗せて、胃袋を満たすかである。低下価格志向も出てこようし、量を求める動きもある中で、われわれのアプローチの仕方をどうするか、難しい面はある」と見通しを述べた。
さらに加藤社長は、グループブランドは「カンピー」ブランドを中心に、「グリーンウッド」「プロッシモ」の3ブランドに集約し、アイテムも集約を進める考えを明らかにした。カンピーブランドが発売60周年を迎えたこともあり、今年記念商品(780g入りジャム)を発売するほか、初めてメニューブックも作成をし、新たな展開を進める計画である。
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