【業務用食品特集③ 業務用卸インタビュー②】三菱食品、リクエ事業2ケタ伸長で100億円突破

<三菱食品執行役員低温事業本部生鮮・業務用食材本部長・嶋田嘉雄氏>

–前期の業務用事業の概況について

デリカが2ケタ近く伸びた一方、外食を含む業務用取引は前年比5%増であった。とはいえ、外食については、物流コストが高騰する中、敢えて新規事業を取り込める環境でなかった面もある。また、リクエ事業は12%増と伸長し、100億円を突破した。

–足元の市場環境は

外食では、チェーン業態において前期は客数が前年割れも客単価上昇で合計1~2%増と、一部業態を除き各企業とも総じて数字はまずまずだった。一方、今年になっても客数の前年割れが続いているが、加えて客単価が伸びないことを深刻に見ているというお話もしばしば聞く。原材料費高騰や人手不足による人件費高騰に加えて、節約志向が再度高まっているからだ。個店外食は比較的堅調だが、地域によって良し悪しの傾向があるようだ。

–全文は本紙にてお読みただけます。