2014年間の国産ウイスキー出荷13.7%増、3年連続の増-洋酒組合

日本洋酒酒造組合がまとめた2014年1~12月累計の国産洋酒出荷数量は、過去最高を更新して、前年比1.2%増の233万klとなった。リキュール規格のビール類新ジャンルを除けば、8.0%増の98万klとなった。ウイスキーは13.7%増と2ケタ増で、3年連続のプラス。ハイボール人気の続伸、ジャパニーズウイスキーへの世界的な評価の高まり、また9月からのNHK連続ドラマ「マッサン」の後押し効果が大きかった。近年の推移は、11年1.7%減、12年2.5%増、13年7.2%増、14年13.7%増と伸び率が拡大している。

スピリッツ規格の低アルコール飲料「スピリッツ・その他のもの・発泡性のもの」は20.9%増。ドライ系チューハイの増加を反映した。一方、リキュールから、ビール類新ジャンル(発泡酒の税制を考える会調べ)を除けば0.6%減の微減となり、スイート系の低アルコール飲料は頭打ちであることを示した。