2月の焼酎甲類出荷は10.4%減、合成清酒は10.5%減

日本蒸留酒酒造組合がまとめた2月の焼酎甲類出荷数量は、前年比10.4%減となった。前縁2月が消費増税前の仮需により14.4%増だったことの反動といえるが、前年末から4カ月連続の減少で悪い流れを断ち切れていない。前年は1~3月で9.8%増で、3月まではこの反動減をどこまで食い止めるかに焦点があたるも、構造的な飲み方提案など、底支えする提案力が喫緊の課題と指摘される。

合成清酒も同じ流れで、2月は10.5%減。こちらも前年は1~3月計で10.9%増のため、反動を抜けてからの消費喚起に努めたい。いずれにせよ、何か手を打たなければ自然減がどこまで進むか見当がつかない。