1~3月のビール類課税、仮需の裏で9.1%減、一昨年比では横ばい

ビール酒造組合などが発表した、ビール5社の1~3月のビール類の出荷は、前年比90.9%の8,385万c/sとなった。昨年の消費増税前の仮需要の裏が大きい。昨年1~3月は110.0%だった。ただし、ビール樽生は97.0%に抑えた。
販売数量ベースで、1月は94.6%。昨年末の出荷が膨らんでいたため、その反動が出た。地方を中心に大雪が多く、業務用に影響もあった。2月は97.1%。昨年、2月下旬の段階で、消費増税前仮需に向けて各社が「景品付きカートン」などの対策をとり、仮需が発生していたことの裏が大きい。ただし、業務用の樽生は5%増と好調だった。3月は82.1%。特に昨年の中旬が仮需のピークで、今年の中旬は77%となった。
なお、2013年との比較では、ビール100.7%、発泡酒108.6%、新ジャンル95.8%の合計100.0%と横ばいとなる。