3月の酒類課税は11.8%減、全体に減少もウイスキーは増-国税庁
国税庁がまとめた3月の酒類課税数量(国産酒=国税局分と輸入酒=関税局分の合計)は前年同期比11.8%減の73万4,369klとなった。1月(3.7%減)、2月(3.9%減)に続き、仮需の裏で大きく減少した。1~3月では7.2%減で、年度(4~3月)累計では3.8%減。
この状況下で、1~3月、年度計でも増加したのは、ウイスキー、スピリッツ等、甘味果実酒といったところで、発泡酒は、今年3月はさすがに減少したものの、1~3月、年度計では増加を達成している。
ほとんどが減少しているだけに、ウイスキーの二ケタ増が目立つ。スピリッツの需要も依然として衰えていない。和酒は1~3月で二ケタ減となっており、ビールもそれに近い。4月からの好転に期待するしかない。
輸入酒では、果実酒は堅調も、リキュールが減少しており、全体を引き下げている。ここでも、ウイスキーは3割増で、全般に低調だけに増加が目立つ。