共通受払いシステム導入でPパレの回収実績向上へ-Pパレ共同使用会

Pパレ共同使用会に加盟する酒類・飲料メーカーなどから、商品を出荷する際に使用するプラスティックパレット(Pパレ)の流出・不正使用は、同会加盟各社の長年の課題となっていた。

2013年3月に一般社団法人Pパレ共同使用会を設立し、2014年6月に共通受払システムを導入するなど、Pパレ回収率向上、流出・不正使用防止につながる活動を展開している。設立直後の同会は、前身の任意団体・Pパレ共同使用会を引き継ぎ、60社でスタートしたが、2015年6月末現在で91社に増加した。

共同使用会全体での年間パレット出荷数は、14年度(1~12月)で約4,000万枚。同会では、市場に約800万枚のPパレが流通していると推定しており、Pパレは年間約5回転しているという。