国税庁が平成27年分「日本産酒類の輸出動向」、金額33%増、数量25%増

国税庁は23日、平成27年分の「日本産酒類の輸出動向について」まとめた。輸出金額は約390億円(前年比33.0%増)で4年連続で過去最高を記録、輸出数量も過去最高水準の約10万9,906kl(25.2%増)としている。輸出金額は、上位10カ国(地域)のすべてで増加しており、トップ3はアメリカ(48.2%増)、韓国(31.2%増)、台湾(25.5%増)となっている(上から2番目の表)。

このうち、品目別では、ウイスキーの輸出金額を取り上げ、77.4%増で、最も高い伸び率を示している(左下表)。

また、清酒については、輸出金額が約140億円(21.8%増)となり、6年連続で過去最高となったとし、輸出数量も約1万8,180kl(11.4%増)で、6年連続で過去最高となったとしている。国別の輸出金額では、金額1位のアメリカは21.0%増となっている(右下表)。