ノンアルビール、ビールテイストの25本に1本に成長、各社今年も注力
2015年のノンアルコールビールの販売数量は本紙推計で前年比5.7%増の1,738万c/s(大瓶20本換算)となった。ビール類の販売数量は4億1,907万c/sなので、ビールテイストという括りでいえば4.0%を占め、ビールテイストの25本に1本までに成長したことになる。母数が大きいので、決して少なくない数字だ。それだけニーズがあるということで、ビール各社とも今年、プラスの計画を立てている。また、15年は、消費者庁がトクホ(特定保健用食品)として、ノンアルコールビールテイスト飲料を初めて許可した。サッポロビールが5月に他社に先駆けて発売し、キリン・アサヒも、トクホではないが、機能性表示食品としてノンアルビールを発売した。一方、サントリーはコラーゲンを加えた新価値提案を行った。