リーデル家10代目ゲオルグ氏がグラス・テイスティング・セミナー開催

オーストリアのワイングラスカンパニー リーデル家から10代目当主ゲオルグ・リーデル氏(写真)が来日した。24日には、愛好家向け「グラス・テイスティング・セミナー」をグランドハイアット東京で開催し、約250名が来場した。

今回のテーマはシャンパーニュ。シャンパーニュの香りや味わい、泡の質感がグラスでどこまで変わるのかを体感する試みだ。シャンパーニュには、リーデル最軽量の「ヴェリタス」シリーズから、ワイングラススタイルの「シャンパーニュ・ワイングラス」と「ヴィノム」シリーズの「シャンパンフルート」の2種類を用意。またシャンパーニュの主要品種であるシャルドネとピノ・ノワールにあわせ、「ヴェリタス」の「オークドシャルドネ」「ニューワールドピ 

ノ」も使用した。

リーデル氏は、「今日は感覚に訴える旅に案内しよう。人間は五感を持つが、その9割は視覚と聴覚によるものだ。今日は触覚、嗅覚、味覚をフルに使ってほしい」と、セミナーを開始した。「正しいグラスを選ぶと、ワインのクオリティも気分もぐっとあがる。美しさよりも機能に注目してほしい。グラスメーカーはふつう、デザイン画でグラスを設計するが、リーデルではワークショップを通し、品種の求める形を探している。今日は、グラスが変わればワインだけでなく、食べ物の味も変わってくることもお伝えしたい」。

(続きは本紙で)