2月の清酒出荷は1.0%減、吟醸は9.9%増も、1~2月全体は2.1%減
日本酒造組合中央会がまとめた2月の清酒出荷数量は前年同期比1.0%減の4万2,619klとなった。前年2月(0.7%増)はプラスの裏も、昨年10月以来マイナスが続く低調ムード。その中で、吟醸酒は9.9%増、純米酒10.0%増とともに好調を維持している。本醸造(前年2月2.3%減→今年2月3.4%減)、一般酒(1.1%減→3.8%減)はともに減少幅が大きくなっており、下げ止まり気配はみられない。
1~2月は全体で2.1%減(前年1~2月は4.6%減)で、本醸造(7.4%減→4.2%減)、一般酒(6.4%減→5.4%減)は苦しいスタート。吟醸9.4%増、純米酒8.8%増とどこまで伸ばせるか。
主産地は兵庫(0.2%増)は微増も、京都(3.3%減)は減少。昨年の増減が逆だったこともあるが、兵庫は一般酒(0.6%減)が踏ん張り、吟醸、純米と伸ばした。京都は一般酒(5.2%減)が凹んで吟醸、純米の伸びを上回れなかった。ともに本醸造は10%前後の減少と大きい。東北は秋田(1.4%減)と福島(3.2%増)で明暗。前年2月はともにプラスも秋田(9.5%増)の増加幅が大きかったせいもある。秋田は一般酒(2.0%減)もそうだが、純米酒(4.9%減)の減少が響いた。福島は一般酒(6.9%減)が大きく凹むも、吟醸が3割増と伸びた。新潟も本醸造、一般酒の落ち込みで0.8%減。東北勢でプラスが目立った。広島は一般酒の減少でマイナス、山口(22.0%増)の勢いは衰えない。
1~2月は全体で2.1%減(前年1~2月は4.6%減)で、本醸造(7.4%減→4.2%減)、一般酒(6.4%減→5.4%減)は苦しいスタート。吟醸9.4%増、純米酒8.8%増とどこまで伸ばせるか。
主産地は兵庫(0.2%増)は微増も、京都(3.3%減)は減少。昨年の増減が逆だったこともあるが、兵庫は一般酒(0.6%減)が踏ん張り、吟醸、純米と伸ばした。京都は一般酒(5.2%減)が凹んで吟醸、純米の伸びを上回れなかった。ともに本醸造は10%前後の減少と大きい。東北は秋田(1.4%減)と福島(3.2%増)で明暗。前年2月はともにプラスも秋田(9.5%増)の増加幅が大きかったせいもある。秋田は一般酒(2.0%減)もそうだが、純米酒(4.9%減)の減少が響いた。福島は一般酒(6.9%減)が大きく凹むも、吟醸が3割増と伸びた。新潟も本醸造、一般酒の落ち込みで0.8%減。東北勢でプラスが目立った。広島は一般酒の減少でマイナス、山口(22.0%増)の勢いは衰えない。