畜産クラスターなど事業を総動員して畜産再興プラン実現-推進本部設置
農水省は10日、省内で畜産再興プラン実現推進本部の第1回会合を開き、酪肉近で示された畜産再興プランの実現に向けた取り組みをスタートさせた。
3月末に10年後の農業・畜産を見据えた食料・農業・農村基本計画、酪肉近(畜産再興プラン)、養豚農業振興基本計画が相次いで策定され、10年後の生産数量などの数値目標や、競争力強化や収益性向上を図るための具体的な取組みが提示された。農水省では、その中で示された取組みのうち、今後3年間で緊急に対応すべき優先課題について、国と都道府県、生産者団体などが緊密な連携と情報共有を図り、効果的かつ強力な施策の実施と地域的な取組みを促進するための体制を整備し、畜産再興プランの実現を目指す。
このため松島浩道生産局長を本部長とする畜産再興プラン推進本部を設置し、第1回会合を開催した。同推進本部の下に繁殖雌牛増頭部会、酪農生産基盤強化部会、飼料増産部会を設置した。各農政局、北海道農政事務所に畜産課長を長とする畜産再興プラン実現ブロック支部を設置、各ブロック支部長は所管する都道府県の畜産課長が出席するブロック会合を開催し、それぞれが緊密な連携を図る。