4月牛肉輸入は前年並み4.6万t、フローズン2.9%増2.7万t-振興機構

農畜産業振興機構は4月27日、2015年3月~5月の牛肉・豚肉・鶏肉の需給予測を発表した。

【牛肉】4月の輸入量は0.2%増の4万5,900t、5月は1.7%増の4万1,700tと予測している。うちチルドは、4月に2.7%減の1万8,900t、5月に6.8%減の1万6,900tとしている。フローズンは、4月に2.9%増の2万7,000t、5月は9.0%増の2万4,900を見込む。

チルドの輸入量は、現地相場高が続いている中で、4月、5月とも前年を下回ると予測している。フローズンの輸入量は、逆に4月、5月とも上回ると予測している。なお、日豪EPAによるさらなる関税率の低下に伴い、輸入量は変動する可能性があるとしている。

【豚肉】4月の輸入量は21.5%減の5万7,100t、5月は22.4%減の5万6,200tを予測している。うちチルドは、4月は15.3%減の2万3,800t、5月は17.5%減の2万2,300t、フローズンは、4月に25.4%減の3万3,300t、5月に25.3%減の3万3,900tと予測。

チルドは、4月、5月に前年が高水準だったため大幅に減少し、フローズンも同様に前年同期が高水準だったことで大幅に減少すると見込んでいる。

【鶏肉】輸入量は、4月に13.1%減の3万5,500t、5月は2.1%減の3万8,800tと予測している。現地相場高や為替の円安傾向により、4万tを切る水準で推移し、特に4月は大幅に減少すると見込んでいる。