安曇野食品工房で増設、ベンダー事業さらに新工場も-丸大食品・百済社長
【大阪発】丸大食品の百済徳男社長(=写真)は13日に行った3月期連結決算会見で、売上高が4.0%の増収も、営業利益で4.6%の減益となったことについて、「9月に実施した規格変更による価格改定は、プロパーではとくに問題はなかったが、歳暮ギフトでかなりダメージを受けた」と減益の理由を説明した(決算内容は4面参照)。
プロパーでは、燻製屋熟成ウインナーは上期順調に伸張し、他社が規格変更を見送る中で同社が下期から唯一規格変更を実施、競争が本格化する中でも健闘し、通期でも前年はクリアした。こうした結果、ハム・ソー全体では一部増税の影響を受けて、物量で3.2%減少したものの、売上金額では1.9%の伸びを達成した。
一方で、中元ギフトは前年をクリアしたものの、歳暮ギフトは規格変更が影響して、前年を下回り、これが業績にも響いたとしている。「王覇」ブランドなど5,000円台のギフトは前年をクリアしたものの、「主力の3,000円台を中心に苦戦を強いられたことが大きかった」とし、規格変更がギフトに影響を及ぼしたと総括した。