14年度の豚肉輸入74万tで12%増、豪州チルドは基準数量3千t超す-財務省

財務省が4月30日付官報で告示した14年度の豚肉・牛肉の輸入数量によると、3月の豚肉輸入量は前年同月比7.4%増の5.9万tに上り、年度累計輸入量は前年同期比11.6%増の74.1万tとなった。3月の輸入は前月から約1.1万t増えたものの、同期の発動基準数量に対して9.3万t下回った。さらに、12年度・13年度の累計輸入量が70万tを下回っているため、結果、15年度の基準数量は83.5万tとほぼ前年度並みの水準となる見通しだ。

牛肉は、チルド・フローズンともに輸入基準数量およびEPA協定外輸入基準数量を下回っており、チルド牛肉の残枠は7.5万t(協定外で2.6万t)、フローズン牛肉で7.8万t(同4.0万t)となった。

そして、日豪EPA協定に基づく豪州産の輸入量は、予想された通り、チルド牛肉が2.5万tと基準数量を3,039t超えた。年度末で超えたため、超過分は繰り越され、15年度の豪州産チルドの輸入数量に上乗せされる。