牛肉4.2万t、豚肉6.9万t、鶏肉3.7万t、家きん調製品3.1万t -5月輸入
財務省が29日に発表した貿易統計によると、5月の主要畜産物の輸入量は牛肉が4.2万t(前年同月比2.9%増)、豚肉が6.9万t(同4.7%減)、鶏肉が3.7万t(同6.9%減)と、ほぼ予想通りの輸入量となった。前月比では、牛肉は4月に5.8万tと多かったことで1.6万t減少した。豚肉も前月に7.3万tに達しており、今回4千t減少したが、依然として高水準になる。鶏肉も4月に4.6万tに達し、今回9千t減少した。
[牛肉]チルドは1.6万t(12.2%減)、フローズンは2.6万t(14.9%増)となった。フローズンは5月までの累計で13.0%増の12.4万tとなり、4月末現在で12.6万tに達した在庫状況が注視される。また牛内臓のうち舌は1.8%減の2,759tだった。
[豚肉]チルドは5.6%減の2.6万t、フローズンは4.2%減の4.4万t。前述のように、前月比では4千t減少したが、合計で7万tに迫る輸入量となっている。なお、累計では前年4~5月に極端に多かったことで4.7%減となっている。豚肉調製品は5.1%減の1.9万tとなり、4月の15.8%減から、減少幅が縮小している。
[鶏肉]鶏肉は6.9%減の3.7万tとなった。4月に予想を上回る4.6万tが輸入されたことで、前月比では9千tの減少となった。家きん調製品では、10.3%減の3.1万t、累計でも8.9%減の15.2万tと1割前後の減少で推移している。