ハワイ・マウイ島でのTPP閣僚会合報告会を開催-畜産ネットワーク
日本の畜産ネットワーク(事務局・中央畜産会)は3日、東京都千代田区の中央畜産会内で現地に派遣した代表団による「TPP閣僚会合(ハワイ・マウイ島)報告会」を行った。ハワイ派遣団に参加した日本養豚協会の志澤勝会長は、「9回目の同行を行い、主張を交渉官らに伝えてきた。養豚関係の報道は、誤報ではなくぎりぎりの交渉の中での数字か。しかし報道通りの数字では、国会決議を守ったことになるかは疑問に感じる」と現地での感触を報告。全国肉牛事業協同組合の山氏徹理事長は、「今回が最後になるかと思い、4年半の活動の中で、今回ほど緊張したことはなかった。7月23日の畜産ネットワークの集会や22日の自民党の国益を守る会があり、頑張っていただけると感じていた。やはり、政府に対してもかなりの影響を与えたのか、交渉を後押しできたと思う。その結果合意できなかったことについては、12カ国が国益をかけており、そう簡単ではないためだ。合意する際には必ずどこかの国が譲る必要がある。日本にはそうなってほしくない。継続して粘り強くお願いしていく」と語った。