15年6月ハムソー生産7.6%増の4.9万t、ロースハム、ベーコンが1割増に
日本ハム・ソーセージ工業協同組合(日本食肉協議会委託事業)が発表した2015年6月の食肉加工品生産量によると、ハム・ソーセージ類の生産量は7.6%増の4万9,420tとなった。ロースハム、ベーコンが1割以上増加したほかウインナーも5.0%増加した。ロースハムは末端の販売増とともに、ギフト向け生産が増加したと見られる。
品目別に詳細を見ると、ハム類では、ロースハムは12.6%増、ハム類合計では10.6%増となった。ロースハムは4月まで微増ながらも5カ月連続で増加、5月はわずかに減少したが、再び6月で大きく増加した。ソーセージ類は、ウインナーが5.0%増、フランクフルトは20.8%増、ボロニアは3.8%減、ソーセージ類全体では5.8%増となった。ベーコン類は、ベーコンが11.3%増、ショルダーが2.0%増、全体でも10.3%増となった。プレスハムは業務用が好調で6.4%増と引き続き安定して伸びている。
その他では、ハンバーグ類は2.8%増、やき豚は7.9%増と、それぞれ増加した。
1~6月の上半期累計では、ハム類は1.8%増、ソーセージ類1.6%減、ベーコン類4.3%増、プレス6.0%増、合計で0.5%増の25万7,870tとなっている。6月の増加で、ハム類は増加に転じた。