財務省告示数量、7月豚肉輸入量は前年比21%減6.6万t、2Q枠の59%を消化

財務省が8月31日付官報で告示した豚肉・牛肉の輸入量によると、7月の豚肉輸入量は前年同月比20.8%減の6.6万tとなった。この結果、7月までの年度累計輸入量は前年同期比8.3%減の25.2万tで、第2四半期の緊急措置発動基準数量枠に対して59%に達した。残り2カ月分で17.7万t残っており、9月まで通常ペースの輸入が続けば、第2四半期累計は38万数千t程度に収まるもよう。

牛肉の累計輸入量は、チルドが7.2万t(協定対象外2.5万t)、フローズンで11.4万t(同3.8万t)となり、フローズン牛肉については枠に対して57%消化している。また、豪州産牛肉の累計輸入量のうち、チルドは4.9万tで37%消化、フローズンは7.5万t・38%消化している。豪州チルドの残枠は8.3万tとなっており、残り8カ月間を考慮するとやや注意が必要となるか。