7月の主要6都市家計消費、福岡で2桁増、札幌で減少継続
総務省統計局が発表した7月の家計調査によると、生鮮肉の支出額は全国ベースでは牛、豚、鶏とも増加している一方で、主要6都市の生鮮肉の支出金額を見ると仙台、東京、福岡で増加、札幌、名古屋、大阪で減少となった。特に福岡では21.7%増と大きく伸びて7,000円台となったほか、札幌は12.2%減と2桁減を継続している。
全国で1%増となった牛肉を見ると、福岡のみ38.2%増と大きく伸びているのに対し、そのほかの都市では減少した。札幌27.1%減、名古屋28.3%減の減少幅が大きい。豚肉は全国で7%増に対し、福岡17.4%増、東京10.9%増、名古屋10.4%増となった。大阪で7.8%減、札幌で3.0%減となったものの、牛肉と比べ地域差は小さい。鶏肉は全国での3%増に対し、福岡23.7%増、名古屋26.1%増、仙台21.%増、東京6.5%減、札幌14.5%減、大阪19.2%減と傾向は大きく分かれた。
各畜種での末端価格が高い中、全畜種で支出額が増加したのは福岡のみで、札幌、大阪では全畜種で減少した。